完璧じゃなくて大丈夫|プロが教える“やりすぎない”洗車術

はじめに:洗車、そんなに構えなくて大丈夫です

「洗車って傷つけそうで怖い」「プロみたいにできないし…」
そんな声をよく耳にします。
でも実は、少しだけ気をつければ、洗車は誰にでもできるもの。
今回は「プロはこうしています」→「でもおうちではここまでで十分」といった感じで、
無理せず気楽に続けられる洗車方法と、こだわりたい方向けのやり方をご紹介します。

洗わないリスク、実は意外と大きい?

「洗車傷が怖いから洗わない」――そのお気持ち、すごくよく分かります。
でも実は、洗わずに放っておくほうが傷や劣化の原因になってしまうことも…。

例えば:

  • 花粉や黄砂が塗装面で固着 → シミになり、放置するとクリア層を侵食することも
  • 鳥のフンや虫の死骸 → 酸性物質のため、短期間の放置でもクリア層を侵食するリスク
  • 雨上がりに残った水滴 → ウォータースポット化し、これも塗装面を傷める原因に

ところで皆さんは、ポリッシャーで磨けば塗装面の傷はすべて取れると思われますか?

確かに、クリア層内の浅い傷であれば磨いて目立たなくすることは可能です。
しかし、傷がクリア層の深部にまで及んでいる場合、我々でもそれ以上は磨けません。
無理に磨くと、クリア層を抜いてしまい、そこだけ塗装の色が変わって見えるなど、
かえって元の傷以上に目立ってしまう恐れがあります。

だからこそ、こまめに優しく洗ってあげることが、愛車にとって最大の保護になるのです。

プロがやっている洗車の流れ(参考)

当店では以下のような流れで洗車を行っています:

  1. 中性シャンプーをバケツでしっかり泡立てる
  2. タイヤ・ホイールをシャワーでしっかり流す
  3. タイヤ・ホイールを先に洗浄(ホイールの中まで)
  4. バケツのシャンプーを一度捨て、新しく作り直す
  5. ボディをシャワーでしっかり流す
  6. 上から順に洗車用スポンジで優しく洗う
  7. 各エリアごとにスポンジ洗浄後すぐシャワーですすぐ
  8. 全体をしっかりすすぎ、湿らせた給水クロスで拭き上げ
  9. ブロワーと湿らせたクロスで隙間の水分を除去

※ すべての工程で純水を使用しています
※ ガラスコーティング前の洗浄では、さらに工程を追加しています

ちなみに、当店では高圧洗浄機は使用していません
その理由は、高圧の水流が劣化した塗装面やラッピングを剥がしてしまうリスクがあるからです。
また、シャワーで落ちないような砂や埃は、高圧でも完全に除去できないことが多いためです。

大切なのは、優しい水流で丁寧に流しながら、こすりすぎない工夫をすることです。

おうち洗車なら「ここだけ」で大丈夫!

家庭での洗車では、以下のポイントを押さえればOKです:

  • 水で砂埃をしっかり流す(これが一番大事!)
  • 洗車用スポンジで上から優しく洗う(※弊社の専用スポンジがおすすめ)
  • 泡はこまめに流す(乾くと洗剤の跡が残るため)
  • 濡らして絞ったマイクロファイバークロスで優しく拭き上げる

※拭き上げ時に乾拭きしてしまうと、クロスで傷がつくこともあります。
クロスは軽く湿らせて、「微細な水滴が残る程度」に仕上げれば、傷防止+水滴残りの防止が両立できます。

2〜3週間に1回程度のペースでも、十分きれいな状態が保てます。
洗車の頻度については、駐車環境や車の使い方によっても変わってきます。
そのあたりを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にどうぞ。
👉 洗車の頻度はどれくらいが正解?プロが教える「ムリなく続けられる洗車習慣」

水垢が落ちないときはプロへご相談を

こまめに洗車していても、ルーフやボンネットなど平らな面には水垢が残ってしまうことがあります
これらは専用の溶剤を使わないと落ちないため、
カービューティープロ DETAIL KISHUまでお気軽にご相談ください。
可能な限りきれいに仕上げさせていただきます。

まとめ:やらないより、やった方がずっといい

洗車って、正直ちょっと面倒。
でも、やると車も気持ちもスッキリします。
そしてなにより、「洗わないまま放置」こそが一番の劣化リスクです。
完璧じゃなくても大丈夫。
やさしく洗ってあげる気持ちこそ、車を長持ちさせる秘訣です。

▶ こんな方は和歌山のプロにお任せください

・暑くて無理、寒くて無理
・忙しくてなかなか時間が取れない
・雨染みや鉄粉が気になる
・コーティング車なので正しく洗いたい

他にも洗車・施工後の注意点など、
愛車を美しく保つための情報を掲載しています。
コラム・お役立ち情報一覧はこちら

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